沖縄小浜島旅行2
2日目
朝起きると、顔が内藤大助になっていた。
顔というより、目が
WBC世界フライ級王者になっていた。
とにかくパンパンに腫れていて目が重い。
例えるなら瞼にジャンガリアンハムスターがぶら下がっているくらい重い。
今日はシュノーケルとサイクリングの予定なのに、、、
絶望的になったわたしはとりあえず、ジャンガリアンハムスターを両目にぶら下げながら朝食ブッフェに向かった。
ブッフェはあまり見えなかったが、すごく美味しかった。
朝食を終えてもやはり内藤大助のままだったが、私は開き直りシュノーケルを決行することにした。
水着に着替え日焼け止めを塗っていると、パキンという音がいけたんからした。
ふと目をやるとホックが壊れた水着を首から下げた絶望的におぱーを出したいけたんがいた。
集合時間まであと30分で水着が壊れてしまったいけたんは急いでフロントで上だけ水着を購入した。
フロントから戻って新しい水着に着替えたいけたんは非常に先鋭的だった。
まず、下と上が全然違う模様だったし、なにより乳首がなぜかはみ出ていた。
時間がなかったのでダッシュでバスに乗りシュノーケルの集合場所に向かった。
到着して、いけたんは水着の上に着ていたパーカーを脱いでシュノーケルに挑もうとしていたが、
やっぱり乳首がめっちゃ出ていたので、
私は必死に止め、なんとかパーカーを着てもらい2人で集合場所へむかった。
集合場所にはカップルとカップルとカップルと内藤大助と乳首がいた。
そう、私たち以外みんなカップルだった。
マスクと足ヒレをつけ、講習が始まった。
講習に行くまでの間にインストラクターに泳げない旨を必死に説明した。
大丈夫ですよ。とインストラクターは優しく微笑んだ。
「そいじゃ、まず泳いでこちらへ来てくださーい。」
というインストラクターの威勢が良い掛け声で講習がはじまった。
私といけたんはパニック!!
となり、身につけたライフガードのベストを信じて、置いていかれないよう霧中で泳いだ。
人は、死ぬかもしれない!と思うと本来以上の力が出る。
私といけたんは無事泳ぐことができた。
講習が終わると、サンゴがあるところまでバナナボートに乗せられて連れていかれた。
スポットに到着すると、インストラクターから海に飛び込むよう指示が出た。
すごく怖かったから最後にそっと降りようとしたが、
私の前に座っていた中年男性が勢いよくバナナボートから飛び込んだので、その弾みで私は海に落ちた。
なんて日だ。
中年男性のせいで少し溺れたがライフジャケットのおかげで私は助かった。
海の中は非常に綺麗でお魚をたくさん見ることが出来た。
浜辺に戻った私達はパラソルの下で地鶏に夢中だった。
海と言えば私達はボニーピンクなので、ボニーピンク選手権を開催したり、海で乱れた髪を活かして、与謝野晶子選手権なども開催した。
ぬこめがね選手権の様子
飽きた
飽きた私達は浜辺でカレーを食べて今度はプールで泳ぐことにした。
プールには私達の大好きな未来型浮き輪(ただの長い発泡スチロール)があった。
私達にただの長い発泡スチロールを扱わせたら右に出るものはいない。
私達は未来型スタイルで誰よりもプールを楽しんだ。
2日目パート2に続く。